●耳を鍛える●

どもども。


今日は夕方から吹き替えの仕事でした。
この現場はいつも非常に緻密で、
ちょっとした語尾のニュアンスなんかも
とことん拘って制作されます。

例えば

「さっきのセリフなんですけど、「どうしたの？」の「の」がね、
ちょっと ※ 飲み気味だったんで、もっかいお願いしますね。
あと、もっと「?」のニュアンスを強く出してくれます？」

とか、

「「逃げられるんだ」の「れ」がね、ちょっと流れちゃってたんで
もっかいね」

等、言葉（セリフ）の隅々まで精巧に創り上げられていきます。


この現場にいると、耳がとことん鍛えられます。
自分で思ったとおりの音が出せていると思っても、
実際はきちんと出ていなかったりします。
それをちゃんと自分で気付けるようになれるんですね。
いや、まだまだ甘いですけどね自分（苦笑）

滑舌練習も大事なのですが、
同時に耳を鍛えることも、同じくらい大事なわけです。


今日真面目！（笑）


※ → 音は出てるんだけれども正確に発音されていないため
ほとんど聞こえなくなってしまうの意